私の好きな身近な鳥
アオサギ君が子供を産んで子育てしていたので
7日間だけですが
遠くから見守ってみました。
毎度の事ながら
私の動物シリーズは
詳しくもないのに無駄に記事が長いので
ご覚悟を。
前回のミサゴより長い
そして、現場での実際や
撮った写真を見たりして
自分が個人的に思った事を
好き勝手に書いておりますので
正しい情報は、別途他サイト様でご確認下さい。
「夫婦で初めての共同作業です。
いや、それはもう済んでましたね。」
結婚式で良く聞くセリフでした。💦
なんて思ったのですが
人間と違って
アオサギ達は、どうなのでしょうか?
巣を一緒に作った後?
いかつい顔して意外に奥手なのか!?
巣を作る材料を運んだり
獲物を捕りに行ったり
親鳥は大忙しです
そのころ、子供たちは・・・
ひたすらごはんが届くのを待っております。笑
元気に早く大きく育つ事が
仕事なのですね
ご近所様達の紹介です
隣部屋!?なみの近さで
別種である「鵜」さん親子も住んでおります
まさに、私の大好きシリーズ君達がずらり
おかげで
炎天下の藪の中でじっとして
長い時は6時間座りっぱなしなど
なかなか過酷な毎日でも
とても楽しかった
願わくば、卵から出てくる瞬間なんか
見れちゃったらいいな~と思いましたが
努力が足りず
いきなりのこの大きさ・・・
この時期の頭上の毛が特徴的
毛の色なども合わせて
巣と同化するようになっているのでしょうか?
少し成長した姿を見てみましょう
クシャクシャヘアーが
ソフトモヒカンみたいに
ちょっと整ったし
翼の色も大きさも、親に近づきました
この時点で体の大きさは
親鳥とあまり大差ありません
多くの他の鳥も同じだと思うのですが
生まれた順番で体の大きさが違い
こうやって並んでくれると
大中小と、すぐに分かります
見ていると
体格の大きな子の方が
餌を貰える率が高いような感じがします
よけいに体格差が出ますが
丈夫で元気な子を確実に育てる
と言う点では、それで良いのだと思います。
一番小さな子は
いつも兄弟の中で一番後方で
下の方から欲しそうな顔をして
自分から親鳥にもらいにいくことは
あまり見られません。
そんな事をすると兄弟から
こっぴどく怒られるからでしょう。
顔つきまで、末っ子な感じに見えませんか?
後に説明しますが
「瞬膜」という、まぶたに近いもの
親鳥に一番近い子が
瞬膜を閉じていると思われます
巣がいくつもあって
私が撮れる角度などの影響から
主に3つの巣を狙っていました
どこも子供が3羽
何故?3羽なのか?
気になったので調べた
ネット情報ですが
アオサギは、3~6個の卵を産むようで
成鳥になれるのは平均3羽とのこと
親が餌を確保できる量も限界があるでしょうし
自然の中では、弱い者は死にますから
アオサギの場合は
大きな環境の変化が無ければ
だいたいこういう数になるのですね
私が普段みかける
アオサギ君の姿
こうやってだいたい餌を捕っている
1つの巣では
すでに子供が大きく成長しているのに
枝を運んで巣作りしているアオサギ君もいますし
子供が大きくなって
巣の上で羽ばたきの練習を開始したり
暴れたり、兄弟喧嘩したりするので
巣も壊れますよね・・・
子供に餌をあげた後は
だいたい巣の確認をして
修理を少ししてから
すぐに飛び立っていき
親鳥が巣に留まって休む姿は
ほぼ見ませんでした
アオサギの平均寿命は5年
との情報がありました
こんな1日中働いていたら
早死にする訳ですよね
兄弟喧嘩
この大きさで巣の上で暴れる
よく考えたら
巣がまるごと落っこちたりしないほうが
不思議なくらい
大きな木自体が揺れています
こんなに丈夫な巣を作れるなんて
狩りの腕もさることながら
大工の腕も一流です
私がいつもカメラを設置する位置からでは
少し見えずらい位置の巣
ここの巣は、他の巣と違い
大きな木の少し中に作ってあります
外に張り出した太い枝に着陸した親鳥は
1本橋を渡るようにして巣に向かいます
他の親鳥も同じなのですが
子供に餌をあげに帰って来たときは
興奮しているのか
頭、首、胸などの毛を逆立てて来ます
普段では、なかなか見ない姿で
とても、「映え」な写真になります!
巣への大切な連絡路に
鵜さんが、ご休憩に来られましたが
「そこは、ダメー!!」と
アオサギちゃんが威嚇しに行きます
それとも
遊び相手として興味津々なのか?
誤記所さんの挨拶?
ここから数枚は
アオサギ君の
恥ずかしい姿や、私が普段見ない姿
(普段からアオサギを撮られている方にとっては、普通かもしれませんが)
をご紹介します
上は、首の上から下全てで
毛が逆立っている時
頭上は、冠みたいになってるよ
子供もビックリなのだ。笑
思わず
「撮っちゃった、ゴメン」
と言ってしまった瞬間
アオサギさんのセクシーショット
アオサギちゃん
本当に恥ずかしい姿をゴメンm(_ _)m
脱糞シーン
私がアオサギの行動に慣れてきたところで
脱糞する兆候が分かるようになったので
ひたすら、脱糞シーンを狙って撮った1枚
脱糞姿ですら、かわいいと思ってしまう私は
変態でしょうか?
犬が体の水を吹き飛ばすように
アオサギさんもブルブルして
羽の中のホコリを振るい落としてました
けっこうなホコリの量に
ちょっとびっくりしたよ
普段見る首の正面模様が
毛が立つと、こんなになってるのかー!
と、びっくりした次第
角度的問題なのか
羽を広げた真横からのショット
1枚だけ撮れてた
大きな翼とカッコイイ顔に挟まれた
柔らかい羽が印象的でした
踊っているような姿
やはりアオサギ君の翼は大きくて
素敵だな~と再認識
こんな鳥が近所にいつもいるなんて
幸せ過ぎる
田舎万歳\( 'ω')/
大好きなアオサギ君の姿と
着地時の大きな波紋が
良い感じになった1枚
以上です
次は、恒例の
「雨の日は、どーしてるのかな?」
ってことで
雨の日に確認しに行ってみましたので
その写真です
豪雨と小雨を繰り返していた日
屋根は無いので
大変そうです
横にいる潜水得意の鵜さんも
雨はお好きでない模様
3兄弟の姿があまりに
かわいすぎて捨てられなかった写真
雨の日でもなんでも
お腹は減ります
「かーちゃん、ごはんおくれよ~」
ちなみにアオサギは
一夫一婦制で、抱卵やエサ集めにはオスも参加するとの
ネット情報がありました。
私がそのような姿を実際に確認できたのは
1回のみ
同じ1つの巣で2羽が入れ替わるのを見ました
自分が見間違えたのかと思いましたが
ネット情報が正しければ
見間違いではなかったのでしょう
親2羽が1つの巣に子供と一緒にいるシーンは
一度も見てなくて
個体識別ができない私には
その巣が
1羽だけで世話をしているのかどうかは
全く分かりませんでした💦
雨でも空を飛んで
懸命に何度も餌を運んでいる親鳥が
なんかもう・・・
泣けてきます
親鳥に休む時間は
あまりありません
再び雨の空へ飛び立って行きます
この子供たちの姿を見たら
行くしかないでしょうね
こんなに小さい時から
雨にさらされて生きていれば
こういう顔つきになるのも仕方ない
たくましい親子の姿に脱帽
ってことで
雨の日は終了です
翌日は晴れでした
晴れの日は
気持ちよさそうです
私のほうは、この日真夏かよ!?
という、33℃の気温予報の中で
藪の中で虫に刺されないように
長袖に長ズボン
死にそうでした
さて、子供達兄弟にとって
餌は、親ですらドンビキの奪い合いです
親鳥が帰って来た瞬間から
鋭く尖った口ばしが親の顔に飛んできます
そこで人間の私として気になるのは
子供の口ばしで親の目が傷つく事はないのか?
その答えは
写真を選別していて気付いた事にありました
アオサギの持つ目の「瞬膜」です
上の写真で目が濁ったように見えますよね
写真では、瞬膜ではなく
まぶたが閉じているように思います
瞬膜が閉じた場合は
アオサギの黄色い目が濁ったように見えます
(前半の写真参照)
ポートレートも同様に
生き物の目は、写真としてけっこう重要
なのに
餌やりの瞬間は、親の目が濁っていたり
子供のうち1羽の目が濁っていたりと
いまいちインパクトに欠ける写真になってしまうことがある
子供3羽と親の目が全て写った写真を目標に
ひたすら撮るのですが
その時の複雑に動く位置関係もさることながら
なかなか撮れませんでした
瞬膜は、まぶたより薄く軽いでしょうから
まぶたより高速に動作して
目を保護できそうな気がします
ネット情報だと
この瞬膜は
飛んでいる時や潜水時の目の保護に使われるそうで
薄い膜の為、視野がある程度保てるようです
さて、子供もだんだん大きくなってきて
羽ばたきの練習をしたり
行動が大きくなってきました
「僕の翼、大きくなったよー!」
時には
巣から少し離れた場所へ冒険に出たりと
徐々に外の世界へ興味を持ち始めています
巣から少し離れた場所で
遊んでいるうちに落ちてしまったのか?
親鳥っぽいのが近くに来た!
親:「あんた、そんな所で何してんの!怒」
子:「かーちゃ~ん」大喜び!!\( 'ω')/
巣の下の藪の中に1羽
あんな場所で餌捕る事あるのか?!
と思いましたが
親鳥と違った毛並みに見えます
子供が巣から出てお散歩でもしているのでしょうか?
外敵がいそうで
非常に危険な場所っぽいけど・・・
もう、皆さん
大きすぎです💦
3羽いた巣のはずだったのに
時々2羽になったり1羽になったり
3羽に戻っていたりと
どこかに遊びにいっているのか?
巣に戻った親鳥が
なかなか子供に餌を与えない場面もありました
巣立ちを促しているのでしょうか?
写真で表現しずらいシーンを
動画で撮ってみました。
【動画】
Youtube:https://youtu.be/Jep2MysA0Yo
自分の都合が悪く
巣立ちの時期まで通えませんでした・・・涙
最後に
このたくさんのアオサギや鵜達を支えてくれている
巨木に感謝 m(_ _)m
いかがでしたでしょうか?
最後まで読んでくれたマニアックな方は
ほとんどいないでしょうけど。笑
これからは今年巣立った若い成鳥が
見られるかと思います
身近な鳥アオサギにご興味持って頂けたら嬉しいです。
厳しい自然の中で生き抜く生き物たちを
そっと見守ってあげて下さい。
袋井写真教室 伊奈
イヤー、おもしろくて最後まで読んじゃいました。 マニアックな、にんにくです。(鳥も好き)
すごく生き生きとした生態が見られてたのしかった。親も子も生きるのに必死で、野生ですね-。感動 (^o^)。 撮影者の粘りを感じました。 また楽しみにしてまーす。😆