カピバラ好きの私に
お客様が、けっこう前に教えてくれた生物
「野生にヌートリアという、カピバラを小っちゃくしたのがいますよ」
「な、な、なぬー～！！」
「どこに居るの？！」
具体的な場所は、分からないとのことでしたが
それからずっと、私の頭の隅にあった
ちっちゃいカピバラちゃん
先日、地元のおばーちゃんと話をしていたら
今から、ヌートリアを見に行くと言う
ぬーちゃんとの出会いを
毎日のお散歩の楽しみにしているそうだ
おばーちゃんに着いて一緒に見に行かせてもらったが
その日は、見れなかった・・・・涙
がーーーーー
野生動物ですからね
そんな簡単に見れないのは当たり前
諦めず、別の日に行ってみた
その日も、おばーちゃんにお会いしたので
「おばーちゃん、今日は見れた？」
しょんぼりと
「今日も居なかったね・・・」
悲しそうに、帰って行った・・・
その気持ち分かります
愛するものに会いたいのに会えない
人も動物も、その悲しさに違いなどありません
とりあえず、見に行ってみた
居たーーー！！！
ほんとに、カピバラさんにそっくりだ～
かわいい～
情報のサイズより小さいから
子供かな？
ヌートリア（海狸鼠、沼狸
学名：Myocastor coypus
英名では、Coypu、Nutria
なんか、ニンジンでも食ってるのかと思ってしまったくらい
口が赤っぽく見えた
ネット情報によると
前歯がこういう色のようです
鼻のあたりの髭とか
ほっぺのあたりとか
無性に触りたい気分になる
泳ぐのも得意です
すい～～
手もかわいいよ
頭をかいている姿
めちゃめちゃかわいい
時々、犬みたいに
ブルブルって体を回転させて
水を飛ばします
1時間くらいかけて
２ｍまで近寄れました
皆さんが餌付けしてしまう気持ちが
よく分かります
しかし・・・
餌付けによって
簡単に餌を採れることになり
本来以上に繁殖力が増し、数が増え
人間に対する被害が増えると
現在のように
害獣扱いされ、処分の対象になってしまいます
ここでも、人間に害を及ぼせば
害獣、害虫、害鳥、殺処分対象
人間に利があれば
益鳥、益虫
どんだけ人間様なんでしょうか
とはいえ
自分もゴキブリは殺しますし
蚊も殺す
かわいいものは好きだし
汚い気持ち悪い物は嫌い
私も、そういう人達と同類なのかもしれません。
でも、せめて餌やりはしないでほしい
処分されるヌートリアが増えるだけ
餌をやる人は、ヌートリアとの短い幸せな時間を得られるでしょう
しかし、ヌートリア側は不幸で悲しい将来が待っています。
ちなみに
害獣扱いされているヌートリアですが
なんの免許や許可も持っていない一般人は、ヌートリアを駆除できません。
その理由は、「鳥獣保護管理法」という法律があるからです。
鳥獣保護管理法は、野生の鳥や獣の捕獲・駆除は原則禁止。
もちろんヌートリアも鳥獣保護管理法の対象です。
勝手にヌートリアを捕獲したり駆除すると鳥獣保護管理法に違反です。
この場合の罰則は１年以下の懲役又は100万円以下の罰金です。
許可を得ていない方は、ヌートリアを捕獲・駆除はできません。
「普通に生きてるだけなのにヌ～」
人間の都合で、勝手に捕獲され輸入され養殖され
不要になったら手放され、増えたら害獣扱いで殺処分・・・
なのに、野生動物に餌をやる人間は取り締まらない
おかしいのではないかと、私は思うのですが
少なくとも
1人のおばーちゃんに毎日の楽しみ与えてくれ
私をとても幸せな気分にしてくれた
この1匹のヌートリアが生涯を全うしてくれることを願います
いや、できれば全ての生き物が・・・
袋井写真教室
😀ヌートリア、初めて知りました。人間以外の動物も（むしろ動物のほうが）懸命に命を全うしてますね。ドキュメンタリーっぽくもあり、プロカメラマンの魂見ました！ （山ちゃん改）いぬい。